ぱちんと部屋の電気を消して
小さな豆電球の明かりで部屋いっぱいに星空を創った。

手作りのプラネタリウム。
本物には程遠いそれを、君は星だと喜んだ。
僕が創った儚い星屑を笑って褒めた。

まるで僕たちのよう
偽物の光。偽物でしかない光。




「綺麗」
「、うん」


ボールペンの先で大きめの穴を3つあけて大三角形と称した。
神話も生命もありはしないのに、何も言わずに星を眺めた。



フィラメントが切れたらこの星空は消えるね
狭い部屋は一瞬にして暗闇になるんだろう(永遠は遠いよ )


飲み込んだ言葉
本当はわかっていた
途方もない約束
もし嘘でも出来たのなら
今だけでも交わせたのなら
なんて浅はかな願望


「キスしようか」
「、」
「ずっと一緒にいれるように」
「ずっと?」
「ずっと。地球がなくなるまで」


言葉にしたら余計に嘘になった
言葉にしなくては消えてしまいそうだった


「・・・・素敵ね」


いれるわけない
わかってる
それでも願う
願ってしまう



「あ、流れ星みえた」
「そんなの作ってないよ」
「目瞑って」


なきそうになって目を瞑った。
唇に柔らかな感触がして、彼女がキスしたのだと解った。
また泣きそうになる、願ってしまう、






(ねえ永遠なんてなくてもその日までずっとずっと)





(080211)
意味なんかないさ僕らはいつでも迷子で
ためらいがちなステップ踊ってる